2007.03.25 Sunday
鴬沢でロケ地公開。映画「東京タワー」
リリーフランキー原作、オダギリジョー主演の映画「東京タワー」が4月14日、劇場でおまちかねの上映開始です。で、以前当ブログでも紹介しましたが、この映画のロケに、うちの近所の鴬沢の細倉鉱山住宅(空き家で老朽化、ゴーストタウン状態も、いい雰囲気だった)をリメイク、活用して、使われました。※くわしくはこちらで>>鴬沢で「東京タワー」のロケ地を見学 このロケセットは、映画で、筑豊の炭坑住宅シーン〜リリーさんの幼少〜高校ぐらいの上京までのセットとして、昭和40年代の雰囲気を再現。昨年の8月から1ヶ月ほど撮影していたようです。その3ヶ月ぐらい前から、美術スタッフ等が現地に乗り込み、セット設営。昭和の小道具等やエキストラを周辺の人たちによびかけ、集めたりしてました。市の広報サイトでも紹介し、バックアップもかなりあったようです。で、この協力体制が、映画ロケ終了後も、続き、ロケ地の保有者である、細倉金属工業の社長さんをはじめ、地区の皆さんのご尽力で、一般公開となりました。このことを私は、ニュースや新聞などで知り、3月末で廃線となる、くりはら田園鉄道(くりでん)の乗り納めも兼ねて、昨年のロケ地内覧会以来、また訪問してみました。(くりでんネタは、別記事で) ●見学のお客さんで賑わうロケ地。30人ぐらいいました。往来にこんな人がいるなんて、街中でも見た事ねぇぞ。 ※参考 ●こちらは、昨年11月の映画ロケ終了後まんまのセット。看板のいい感じのサビ、剥離などのエージング加工が、公開に向けて単に塗り直されたのは、ちょっと残念だなー。 家の内部も一部公開していました。 ・設定〜小倉の家 ・設定〜おばあちゃんの家 オープンセットから家の中に入ると、タイムスリップ感が体を包み込むように増し、頭がクラクラしました。建て替える前の実家のイメージがだぶり、家具、廊下の板目、縁側の引き戸の波ガラスから、ちいさな歪みをもって見える庭など。自分の記憶がいろいろ引き出されてきて、とーんと昭和40年代に時が戻った感じが。元気だった祖父、祖母、まだまだ小さかった姉、バリバリ働いていた両親。よく遊んだ友達。その時の人としぐさ、できごとを思い出しました。1日が長く感じたころ。なんかじわっとくる。歳取ったなー俺…。ということを実感。また行くようだな〜。 2008年、現在のロケ地と、周辺の地域の写真も紹介してます 「くりはら1000枚プロジェクト」 |